2018年07月20日

夏休み前の最后の営業

怖ろしい暑さが続きます。ちょっと動くと汗びっしょり。これはこれは、これは記憶にない暑さです。
地球温暖化がはたして人間の活動のせいで引き起こされた現象なのか、それともながい地球の歴史の中で繰り返される現象なのか?
いずれにしても、幸せな未来はあるのかしら?と、ちょっぴり悲観的になってしまいます。
う〜ん?ま、ただの猛暑、とも言えなくもありませんが、、。

さて、今週の土曜日21日が夏休み前の最後の営業になります。
再開は九月半ばを予定しております。
夏休みはいくつになっても嬉しいもの。

シェフは嬉しそうに👩‍🍳今から夏休みの計画を立ててトンデレラ状態ですが、私のほうは、、、トホホ。です。(チョッピリ忙しいってヤツです)

もうひとつ、みなさまには恐縮なお知らせですが、秋の再開時にはパン・ド・ミの価格を改定させていただきたいと。先日、とある珈琲店でレジでお金を払うとき、持ち帰りのパンの広告があり、山高パンの価格を見るとこれは信じられない。しみじみと私たちのパンの価値について考えさせられてしまいました。
手前味噌で恐縮ですが、わたしたちのパン・ド・ミが安すぎる(厚かましい物言いで申しわけございませんが、)ことにあらためて思い至った次第。大変勝手な言い分で恐縮至極ではありますが、ヌフのパン・ド・ミにはこれくらい払ってもいいわよと、そう思われるパン作りに邁進いたします。どうぞご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

店主敬白
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2018年07月12日

VACATION ヴイ エイ シーエーチアオエン

そう。なつやすみ。漢字で書いても夏休み。英語で書いてもNATSUYASUMI。フランス語で書くと 、vacances d'ete 。笑
なんでフランス語だけアチラなんだ?と、目くじらは立てないでくださいね。

で、その夏休みですが、当店では今週来週までは営業いたしますが、勝手を申し上げて恐縮ですが再来週の28日から少し早めの夏休みに入らせていただきます。この暑さの中でパンを焼くのは至難の技。若さが売りのパン・オ・ヌフ?ですが、地獄の厨房では若さ故、夏はそーめん、冷奴、焼きナスもり蕎麦冷やし中華。矢尽き、力果て、とても寂しいけれど、暑さには勝てない。
ここは目を瞑って食欲の秋に再会をお約束いたします。8月いっぱいは夏休みです。(ごめんなさい。)

そういえば先週でしたか、お見えになられたお客様が、ああやっと来られました。もうこちらは私にはマボロシのパン屋さんなんです。

まぼろし探偵?
と、その連想がすでに古い、と笑われそうですが、昨今このマボロシというやつも既に死語ではあります。
近頃街を歩いていて気がついたことを思いつくままに言うと、カンパーニュ、 バゲットも、信じられないくらいにふわふわのパンがあるもので、そうかこれがバゲットか?これがカンパーニュか?このバゲットが三百円か?うちのバゲットは二百八十円。そうかっ!と、下っ腹に力を入れて、目頭にうっすらと汗をかいて、そうかッ!
そうかと思うと横須賀の三春町で入ったファミリーレストラン、お昼過ぎでしたが数人の若い男女のグループが食事をしながら喧(かまびす)しいったらありゃしない。まるで居酒屋のノリ。すぐ横で食事をしていた若いカップルが本当にお気の毒。また殊更大声で馬鹿笑いをするのがその中の一人の女子。 TPOを知らないんですね。おっと、このTPOもすでに死語?親から躾を受けていないのでしょうね。本人も不幸だけれど、親も不幸です。そういえば先月でしたか、三浦海岸のレストランで携帯で長々と話し込む四十代と思しき男子がいましたね。なんだか信じられないと思うのは私だけ?

とまあ、そんな愚痴とも嫌味とも言えないような唐変木のパン・オ・ヌフですが、でも、もうすぐなつやすみ。漢字で書けば、夏休み。フランス語で書けば、、、、

週末の三連休は「危険な暑さ」がつづくそうです。皆様くれぐれも体調に留意されてこの夏を乗り切りましょう。土曜日、営業しております。頑張ります。




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2018年07月08日

厨房の中はアッちっち!

さてこの季節、どこのパン屋さんもそうでしょうが、ヌフも御多分に洩れず、朝から三十度を超えてアッちっち!
記録的な猛暑の予想まで出てパン屋さんは涙目をこらえてパンを焼きます。
そんな季節の台風と梅雨前線の影響で先週は列島各地で大災害。まるで伊勢湾台風のような大荒れのお天気で、今なを助けを待つ人が大勢いる状況ではパン屋の苦労なんて言ってられません。
一日も早い災害の復旧を願うばかり。

(ごめんなさい、伊勢湾台風は死者4,000人以上の甚大な被害だったんですね。)

天災は忘れた頃にやって来る。しかし、このところの異常気象は忘れるそばからやってくる。忘れる暇もなくやってくる。昨夜の地震もしかり。来たっ、と思いましたが幸い本番ではなくホッとため息。なんだか地震慣れも嬉しいやらこそばゆいやら😂。
こんな地震がエッチラホッチラやってくる日本列島に、ほんとうに原発は必要なの?

原発、台風、異常気象。地震雷火事親父。
人生いろいろ、男も色々、女だっていろいろ咲き乱れて、雨も☔️嵐も乗り越えて、おとこイチローどこへ行く。
このイチローも、私たちの時代の一郎とは違うんですねえ。(わかる人は分かるかしら?)
ということは、幸子の幸はどこにもないのかもしれない。
幸福も不幸もない。ああ、それは、まるで人間失格の時代に逆戻りしたのでしょうか。(これも分かる人は分かるかしら?)

こんなホットな列島には、これっきゃないけど、これも以前ご紹介したような?



夏になると思い出す。「スプーンに溢れる愛」なんて、素敵なバンド名だと思いませんか。
分かる人は分かるかしら??


ようこそパン・オ・ヌフのHOTな世界へ






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2018年06月21日

23日はお休みです。

梅雨空の肌寒い日がつづく毎日、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
〜〜大きなお世話と叱られそうな不愛想な書き出しで失礼しました。
こんな時はなにかあるぞ?と思われた皆様、そうなんです。今度の土曜日は恐縮ですが、お休みをいただくことになります。申し訳ございません。

雨の日マークの土曜日はお休みをいただくヌフですが、今週は雨にかかわらずお休みをいただくことになります。ご容赦下さい。次週の営業は30日、頑張ります。(心して)

そういえば今度の日曜日はラベンダー祭り。ヌフのお店の目の前で繰り広げられる賑やかな花の祭典。
この日のために一年間、来る日も来る日もせっせと草を取る黒子に徹する方がおられます。夏の暑い日にも早朝から黙々と草を取る。私たちも朝は特別早いのですが、空が白み始めるとかならず向かいのラベンダー畑でせっせと働くその方はほとんど毎日の如くラベンダー畑の世話をやく。私たちは厨房の小さい窓から時折その方を見やりながら、まるでその方といっしょに併走するようにパン作りに励んでいるのです。
まさに、ラベンダー畑は一日にして成らず。しかし、それもたったの一日で、そうしてあっという間に刈り取られてしまうラベンダーの花。花咲く💐娘たちは、あゝ、いま何処。

じつは、そのラベンダー畑を守る方のたぶんお母様ではないかと思われるおばあちゃまがいらっしゃるのです。少し足がお悪いのですが、時々ご無理をされて頻繁に行き交う車の途切れたときにご不自由なお体で道路を渡ってヌフのパンを買いにきてくれるのです。
「いつもなかなか渡れなくてゴメンね」っと仰言ってくれるのですが、こちらこそそのお気遣いがありがたく、パンを包む時も心のなかで最敬礼。本当にありがたいことだと思います。二、三年前になりますが、そのおばあちゃまが摘んだラベンダーの花をひと抱え💐、私どもに届けてくれたことがあります。綺麗に包装して、これ、あげようと思って、と、ご不自由なお身体で道路を渡ってきてくれて、手渡されたラベンダーの花はひときわ美しかったです。
パンを間において、私たちはなんて恵まれたパン屋なのでしょう。



ようこそ花咲くパン・オ・ヌフの世界へ。でも、こんどの土曜日は、お休みなのです。



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2018年06月10日

時を翔る

時計よ止まれ。
これはなんだか永遠の憧れですよね。時が止まればあの後悔も取り返せるかもしれない。あの失敗も、あの地団駄も、あのかけがえのない大事な宝物も取り戻せるかもしれない。あの時、時間さえ止められれば、、、。ああ、しかし、時間は無情に流れていく。

失敗談をあげつらえばお釣りどころかどっさりと負債を抱えてしまいそうで、しかしそれが人生。それが人生だと悟るのに数十年。その間、時は止まらない。止まれば人生を悟ることもない。

今日は時の記念日だそうです。私たちの時もチクタクチクタク。

 時間の二十日鼠 君ら美しい日日よ
 君らは少しづつ僕の生命を齧っている
 、、、

アポリネールも時間に止まって欲しかったのでしょう。
私たちのパン作りもまた、時間との勝負。発酵時間やパンの状態を図るのは腹時計。???いえいえ、そんなことはございません(笑)
ヌフの厨房には時計が10個。ほんとうに数え切れないほどの時計があります。それぞれのパンの状態を時計で測り、ベンチタイム、最終発酵、焼き時間。みんなすべて時を刻む少女。
その時、時、時。疾きこと風の如し、掠めること火の如し。
時間は基準に過ぎないけれど、その時間を守ることも大切です。なぜなら、それがすべての基準だからです。適当であることは許されない。適当で許されるのはトーシロの世界。そしてそこからさらに踏み込んで、美は乱調にあり。

これはこれは、私たちは試されている。時が私たちの想像力のなかで疾風のように駆け巡っている。私たちは時の僕(しもべ)。

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「エピ・ザ・ツイスト」の登場です。
ベーコン・エピであることはほとんど王道といってよいのでしょうが、そこはそれ、私たちにはまた独自の道がある。ベーコンにはブラックペッパーとチーズをまぶして仕上げに細かく砕いたクルミの粉を振りまいています。
わたしたちの「エピ」にツイストをかぶせたのはもちろんその形から発想したのですが、この名前、わたしたちのお気に入りなんです。
ツイストといえばチャビー・チェッカー。一発屋のチャビーですが、実はその「ザ・ツイスト」よりも二匹目のドジョウを狙った「レッツ・ツイスト・アゲイン」の方が名曲なんですね。



さて、アポリネールの詩の続きはこうして完結します。

 やがてわたしも二十八歳
 不満な暮しをしているほどに

不満な暮らし、、、そこがミソなんですね、、、。誰しも抱える不満不満、ふ、ま、ん。


ようこそパン・オ・ヌフのチャビーな世界へ



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2018年05月18日

明日十九日、シェフ👩‍🍳、過労のため、。

大変申し訳ございません。明日の土曜日、待ちに待った営業日ですが、シェフの具合が思わしくなく申し訳有りませんが休業とさせていただきたいと存じます。
一日も早く回復して、次週は元気に復帰いたします。よろしくお願いします。

店主敬白

P.S.
今週はじつは、あのエピの復活を目論んでいたのですが、残念、次週に持ち越しです。

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復活させたいパンは数あれど、このエピとフーガスはその最右翼です。

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菓子パンではパンぺリュヂュも、ああヌフのパンぺリュヂュは絶品でした。

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人気があったという意味ではあとカスクルートがあります。

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これももうほっぺが落っこちるほどの絶品でしたが、(なんでも絶品なんですね。ヌフにかかっては) しかし、考えてみるとどれも結構手間のかかるパンでした。エピもフーガスもパンペルヂュもカスクルートも以前はぜーんぶ作っていたのですから思えばハードな日々でした。
今はもう、出来ない。(笑)

ということで、エピは乞うご期待!そう、あの「エピ・ザ・ツイスト」が再登場です。ジャン!❣️
来週まで、待っててください。神様、お願いします。





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2018年05月11日

今さらながらの黄金週間

あっという間のゴールデンウィーク。終わればまるでなにごともなかったかのごとく、GW明けの嵐も過ぎ去って今日はおだやかな、薫風かおる五月。佳き一日かな。あっ惚れっ❣️

しかし今年のGW、可もなく不可もなく。てっきりあっという間に完売か?と思ったら然に非ず。売れない、来ない、捌けない。無い無い尽くしで何にもない。(笑笑。)まあ、なんとか五時まで頑張ってようやく完売とは、当店の人気のなさに愕然。いつもの営業とは違ってご近所さんはGWを敬遠されて、あらららら。
さて明日からはいつもの営業。この「いつもの」が大事なんですね。よくわかりました。大事にしたい、君とルーティン。

アメリカと北朝鮮の鍔迫り合いも🇰🇵いよいよ大詰めですね。トランプさんという方は、女にだらしがなくて下半身のスキャンダルばかりが世間を騒がせますが、北朝鮮とのやりとりもまるで戦争間近のような雰囲気を盛り上げて意外と落としどころをしっかり考えている。もちろんまだ何があるかわかりませんが、これまでのトランプさんを見ているとこれはひょっとしてひょっとした大統領なのではなかろうかと、思いますね。女ったらしと思われていますが、家族や娘さんや奥さんを大事にしている。シェフがいつだったかしみじみとした口調で言ってましたが、あの人は愛情深いと思う。と。
何より自国民を大事にして、拉致されたアメリカ人を必死になって取り返している。オバマがそんなことをしたでしょうか?横田めぐみさんをはじめとした拉致された日本人の奪還もトランプさん頼みというのはちょっと悲しいけれど😢、しかしご家族の皆さんは祈るような気持ちでしょう。帰ってくることを祈りましょう。祈りをこめて。

うん、黄金週間。黄金バット。

しろがねも 黄金 (くがね ) も玉もなにせむに まされるたから子にしかめやも

今日は久しぶりにこんな歌を。
子供のころ、姉のレコード盤を擦り切れるほど聴いて、ついにこれでフランス語を学んだ少年「ぼく」。シェフは日仏学院でフランス語を勉強したので、わたしがクルマの中🚗やなんかでこの歌を口ずさむと大笑いするんですね。わたしが子供心に聞こえたまんまで覚えこんだシルヴィー訛りのフランス語を。
ウルトラマンのバルタン星人の名前にもなった本家、アイドルを探せ。

「ラキバリポワネドシー」

あの頃に戻りたい。



そのシルヴィーが来るんですね。最後の来日公演だそうです。東京公演は6/1 オーチャードホールで。まさに「シルヴィーがやって来る イェ!イェ!イェ!」 観たい!!!




ようこそ、少年「ぼく」のパン・オ・ヌフの世界へ




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2018年04月24日

GWの営業は、まず28日、29日の土日から。

早いもので、GWはもうすぐそばまで。ま、そうはいっても残念ながらすでにGWに心ときめく年齢はとっくに過ぎてしまいましたが、それでもなぜかこの時期になるとアンテナがピクピクするもので、さてそんな私たちパン・オ・ヌフですが、毎週土曜日のみの営業が今週のGWは頑張って28、29の両日を営業といたします。覗いて見てくださいね。

先週はカンパーニュの生地の余りでこんなパンを作って見ました。

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これは美味い。(ハイハイ)久しぶりに出ました。笑
フルーツが三種類。延ばした生地にクリームチーズをべっとりと塗ってさてその三種類が秀逸でした。自分たちで食べようと作ったのですが、これはむしろ「フリュイ」の新しいヴァージョンとして売り出したらどうかしら?
現在のフリュイはそれこそドライフルーツが四種類も入っているのですが、この新しい「ヌーボ・フリュイ」は三種類にクリームチーズです。この取り合わせがとってもグー。その三種類とは何となに?「ヌーボ・フリュイ」か「フリュイ・ヌーボ」か?今度の土日、店頭にてお目見えします、乞うご期待。

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さて先週の予告編につづいて今週はついに本編の登場です。あまり期待はなさらずに、、、えっ?期待はしてない???

そう、バゲットに新しい機械?を導入して、圧倒的なオートメーション化を一気に計るパン・オ・ヌフ〜ですが、取り敢えず、その問題のプレスをかけて見ました。ゴメンなさい。
はいこちらがその油圧式のプレスです。う〜ん、油圧式?というよりも、おしくらまんじゅう式?といったほうが正解かしら?

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ここまではプロローグですが、さて、ここから時代は新しくなりました。

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生地にシートを被せます。後ろに新しく導入したプレスが見えるかしら?

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つまり、こんな風にプレスをかけるのですね。えっへん。

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こうして奇跡的に均一に延ばされたバゲット生地を自動で裁断するわけですが、自動というのはちょっと当たらないような、当たっているような、、、とほほ。

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パンは難しい。

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しかしこのマシーン導入以前と以後では明らかにバゲットの安定が目に見えて違う。本当を言うと、ウ〜ん、ってほど違うわけではないのですが、まあ確かに分割にかかる時間の短縮は効果抜群です。もうひとつはクープの入りが美しくなりました。開きの悪いクープというのがなくなりましたね。いやはや、バゲットは難しい。

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2018年04月18日

女は乗せない 戦闘機

昨日はまた震え上がる寒さ。今日も朝からまるで氷雨のような雨模様、午後になるとスカッと晴れ上がってこれで週末は初夏の陽気だとか?信じられません。
信じられないことはいろいろありますが、はるか昔の太平洋戦争。「軍隊小唄」という歌がありました。

 腰の軍刀に すがりつき
 連れてゆきゃんせ どこまでも
 連れてゆくのは やすけれど
 女は乗せない 戦闘機

当時の世相を私はもちろん知りません。いえ、本当です。ほんとうに、知りません。(笑)
ただ、子供の頃に何かで読んだかした記憶はありますね。まだあちこちに戦争の傷跡が残っていた時代なのです。
最近読んだあの神風特攻隊にまつわるルポを読んでいたら、いや、涙なしでは読めませんでした。

さて、昨今の財務事務次官の女性記者へのセクハラ疑惑、新潟県知事の不適正交際での辞任劇。愚かな、まるでおバカの見本ではあるけれども人間社会に必須の悲喜劇を見るにつけ、本来の理由は判りませんが、土俵を神聖視してあえて女人禁制とした相撲取りの先見の明を私は褒めてあげても良いのではないかと、しつこいかもしれませんがそう思います。男はやっぱり、バカなんです。(泣)

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私バカよね、おバカさんなパン・オ・ヌフ



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2018年04月15日

愛の讃歌

パン・オ・ヌフもおかげさまで着々とオートメーション化が進み、?今や厨房はほぼ機械仕掛けのオレンジ🍊。
クサビを切ったバゲットの自動分割機はその後も快調で美しいバゲットつくりの隠れた主役。しかし、?問題も散見されるもので、悩ましいのはこの機械化による人間性のはく奪。(笑)私たちもまるで機械のようにカチカチカチカチ、その動きはまるでマイケル・ジャクソンかR2-D2。「ビいレッー!」beat it! いやあうるさいうるさい。
足音はかつかつカツカツ、手を動かすのもほとんどパントマイム、動く姿はムーン・ウォーク。流しにいたかと思うと気がついたら後ろ歩きにオーブンの前に。あゝここはどこ?わたしはだれ?どうしてここにバゲット?
( 忘れっぽいわたしたちの厨房はいつもこんな調子で笑いだけは絶えないのですが、、、 )

しかし、日進月歩のパン・オ・ヌフはここで新たに問題を解決すべく、分割機のモルダーにプレスを導入することにしました。これまではモルダーに落とし込んだ生地を油圧で均していたのですが、いえ、まあ、油圧といっても脂汗をかきながらただ手のひらで押していただけ、と言えばそうも言えますが、これだけではどうしても不均衡だということで新たに油圧コンプレッサー式のプレスを導入して天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず。下界はあまねく平等の生地。250グラムは何人たりとも通さんぞ。この心意気が大事です。

さて、その油圧式コンプレッサー式プレスとはそは何者ぞ?雛形はできたのですが(かんたんかんたんなんでもできる。わたしたちはぁ?かんたんシスターズぅ〜!)これからメーカーに見積もりを出させて正式発注はシェフの決済を仰いでからとなりますが、今週半ばには完成品が当工房に搬入されることになりそうです。ブログにお目見えするのは来週かな?(24日のバゲットをお見逃しなくっ)

今日はまた季節外れの春の嵐。1日ずれて助かりましたが、この嵐を抜けるといよいよGW本番です。
ようこそマシーンへ。






ようこそパン・オ・ヌフの世界へ



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2018年04月06日

土俵は誰のもの?

まさに泣きっ面に蜂。
相撲協会は天中殺。なんで今土俵で市長が倒れるんだ?なんでそこに女医が居たんだ?なぜ?なぜ?

 ワシントン・ポスト紙(電子版)は、「行司が女性たちに土俵から下りるよう指示したのは、相撲では女性が儀式上、不浄と見なされているからだ」と指摘。

だそうです。

 ウォールストリート・ジャーナル紙(同)は相撲の問題に加え、「歌舞伎でも演者は男性に限られている」とし、今回の問題を機に、日本の伝統文化で女性が不公平に扱われていることが、日本での広範にわたる男女の不平等の象徴として注目を集めていると報じた。

だそうです。そのうち、男系天皇を唯一の天皇とする万世一系は女性差別と詰られそうです。

 春巡業の宝塚場所で、同市の中川智子市長が地元市長としてのあいさつの際、土俵に上がることを要望したが認められなかった。中川市長は土俵の下であいさつし、「女性という理由でできないのは悔しいし、つらい。伝統を守りつつ、変えるべきは変える、変革の勇気も大事なのではないですか」と呼びかけた。

だそうです。
う〜ん。たまりませんね。男と女が違うのは悪いことじゃない。それどころか、素晴らしいことだと思うのです。考えてもみてください。もし男も女も同じだったらこんな味気ない世界はないでしょう。男性には男性の素晴らしさがあるし、女性には女性の素晴らしさがある。女性の相撲を見たいと思いますか?昔はありましたね、キワモノとしての女相撲が。ではあなたは女相撲を見たいですか?

相撲には相撲の寄って立つ歴史があります。遠慮なく言えば、相撲は見世物です。そしてそこには、見世物としての悲哀があった。蔑まれ、河原者と罵倒され、地べたに這いつくばって時には理不尽な、凄惨なかわいがりがあり、これでしか食べていけない男の世界があるのです。土俵に女を上げないのは、上げたら最後血しぶきが飛ぶ、男はバカなんです。バカがバカなりに考え出した鉄則が、女を土俵に上げないという不文律であって、それは差別でもなんでもない。それどころか、差別された男たちがその差別の中で生き残るために女を土俵に上げないのです。
昔の相撲取りは堅気の女と一緒にはなれなかった。

陶芸家の加藤唐九郎が窯場に女を入れないのは、「男はスケベェだから女が窯場に入ると気が散って集中できないんだ」とおっしゃっていた記事を、むかし何かで読んだ記憶があります。
男には男の、女には女の習性があります。プロ野球のキャンプ地で、女子アナがひらひらと飛び回って選手にインタビューしてまわる図を見ると、男もバカだが女もバカだな、と思います。しかし、それが人間社会なのです。そして、そんな人間社会の中で、男がとびっきりの仕事をしたいと思ったら、どこかで女を拒絶しなければならないのです。
相撲も歌舞伎も女性差別でどこが悪い。歌舞伎役者も相撲取りもどっちも河原者なのです。出はいっしょ。
ワシントンポストもウォールストリートも、白人社会ほど女性差別の激しい社会はないでしょう。女性差別に限りませんが、差別が根っこの犯罪件数を比べてみてごらんなさい。あんたたちに言われる筋合いはない、となんだか一人コブシを突き上げる私は十分に人種差別主義者なのかもしれませんね。

明日は、土曜日、営業します。


ようこそパン・オ・ヌフの平等な窯場の男女の世界へ




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2018年04月03日

ブログの終焉。時代は変わる。

土日とお天気にも恵まれて三浦の街道は車で埋め尽くされたのかな?大渋滞というわけでもなかったのかしら?
おかげさまで今年に入って土曜日は晴天つづき。春休みの土日はどこも子供連れで賑わったことでしょう。

このところの陽気のせいでパンの発酵もいくぶん早くなりました。おかげさまで土曜日もお昼すぎには早々と完売。もう少し作っておけば良かったと思うのは欲張りさん。今のリズムを堅持して、slow train coming. ナンノコッチャッ?

そいえば、女子フィギュアスケート金メダルのザキトワちゃん (さんづけではちょっと歳も離れていますので、ここはちゃんづけで ) に贈られるメスの秋田犬がマサルでは可笑しくない?ってことで外野はかまびすしいのですが、彼女にとって日本語は遠い国の見知らぬ言葉。その響きと意味するところのニュアンスが気に入っての命名ですから外野はシィ〜。実はわが家の三男坊、クララもうちにきた時はてっきり女の子だと思ってクララベルと名付けたのですが、そのうちあれれれ?あっ、君はおとこのこ~?ウ〜ン、そっか。でも、まっ、イイか。で、クララは堂々と、その天命をまっとうしたのです。十五年は長いようでも短かったなあ。ねえクララ、お昼寝の大好きだったクララベル、向こうでなにやってんだか?

スローライフがもてはやされたのはいつのことでしたか?時代はめまぐるしいですね。このブログという形式もすっかり薹が立ち、ツイッターだインスタだ facebook だと喧しいこと。要は長続きしないってだけの話。笑。
つらつらと文章を書き続けるのも結構辛いもので、ネタはすぐに切れてしまいます。写真で逃げるのが手っ取り早く、それにちょいと短文を添えて、このあたりがfacebookの当たった要因かしら?(しかも周りが寄ってたかって手助けしてくれるしぃ〜)それもやがてはメンドくさいと、一言コメントだけのツイッターからさらには写真だけで撮り逃げだっ!とインスタ映えのスタコラサッサ。少年老い易く学成り難し。
むかし人気の流行作家の五木寛之さんが、もう書くことがない、もうない、無い無いとなってそこから乾坤一擲、それでも文章を絞り出すのが作家なんだという趣旨のことを言われて、流石に世界の果ての、荒涼たる風景の地獄を味わうことの覚悟を思い知らされたものですが、世界はすべからく、しらっちゃけた荒涼たる風景なのですね。と、そんなネタで誤魔化すパン・オ・ヌフ。これもチョッピリ手が込んでいるのです。(笑)

さてこんどの土曜日はお天気予報は芳しくない。雨かもしれない。雨かなぁ☔️?雨。あ、め。



風が吹くと桶屋は儲かるけどパン屋は儲からない。雨が降ると、(泣) ごめんなさい🙇、やっぱり儲からない。雨天の場合は休業となってしまいます。今からてるてる坊主をぶら下げて、土曜日 晴れますように☀️。



八代亜紀さんの「雨の慕情」も驚きでしたが、ホセ・フェリシアーノを初めて聴いた時も十分衝撃的でしたね。


ようこそパン・オ・ヌフの世界へ


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2018年03月25日

奇妙な1日。(奇妙な果実)

暖かくなりましたね。(先週の雪のお彼岸はなんだったの?)
この日の彼岸の中日は私たちの三男坊、クララの九回目の命日でした。子供たちといっしょに育ったクララは本人も(本猫も?)立派に三男坊のその自覚はあったようです。そうか、クララよ、永遠なれ!

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今日はお花見日和かな。三浦ではひと月ほど前からの河津桜祭りの賑わいも明けぬうちから今度は正真正銘の桜の満開の木の下で。なんだか桜疲れで嬉しいやら悲しいやら。個人的には桜はソメイヨシノ一本で行きたいもの。河津桜は河津で楽しめばいいんじゃない、というと罰当たりめがと商店街の皆様に叱られそうですが、大きな声では言えない本音。(ごめんなさ〜い)笑。とはいえ、京急線沿線沿いで見る河津桜と黄色い菜の花の共演は本当に心が癒されます。だから、人間って、ほんと、欲が深いんですね。

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さて、昨日の土曜日もそんな春の一日。薫風かおる、ん?これは五月か。早春の風薫る子供達の春休み最初の土曜日でしたが、これが朝からお客様が来ない。お昼を前にほんのちらほら。背筋に冷たいものが、、、。ああ、一年中桜祭りなら良いのに、、、。(笑)
ところがどっこいわからないのは女心と春の営業。午後からじわじわじわじわとお客様がおいでになられて、五時の終業時にはノアレザンひとつを残して完売(?)。人生はわからない。諦めた時がジ・エンド。

諦めきれない私たちはまだまだパンづくりの遥かな道の途上。美味しいパン作りと美しいパン作りは車の両輪。「フリュイ」の形が気に入らない。

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「ボヘミアンマンゴー」の形が一定しない。

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おまけに昨日は「薔薇の名前」の花びらの開きようが納得できない。

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これはこれは、これは私たちの大きな課題です。見ているだけで引き込まれていくようなパン作りが私たちの目標です。そして食べたらさらに満足する。桜だってあの咲き誇る匂うような美しさあっての桜です。パンづくりの奥は誠に深い。桜暗黒方丈記。嗚呼、奇妙な果実。

「奇妙な果実」はビリー・ホリディが唄った名曲です。残酷な歌ですが、私たちの心の残酷さは同じ同胞にも向けられます。今年になってスタートしたレコード盤聞き納めの大音楽会もなかなか一日一枚は至難の技。一年どころか、この調子では五年はかかりそうな塩梅です。昨日は仕事も終えてお風呂に入り、さて、取り出した一枚は、、、

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今日は、そんな私たちの美しさの一つの基準をご紹介します。オノ・ヨーコさんは誤解された日本人の最右翼と言って良いのでしょうが、彼女ほど美しい人は他にいない。初めて「無限の大宇宙」を聞いた時の驚きと感動。全二十二曲。傑作、と言って過言ではありません。あれから四十数年の歳月が流れ、彼女の体調がすぐれないと聞き、月日の残酷さを思い知ります。全曲ご紹介したいのですが、今日はこの歌を。「サマンサの死」。どうぞ、心をオープンにして聞いてください。



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今月はもう一日、三十一日土曜日、営業致します。


ようこそ桜の下の今が盛りのパン・オ・ヌフへ。




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2018年03月11日

バゲットを待ちながら

このところ、お問い合わせに「バゲットはありますか?」というお電話や、お店でも「バゲットは、、、?」と見あたらない売り場の中で戸惑い気味に訊ねられる方が結構いらっしゃいます。
「パン・ドゥ・ミはもうないのですか?」
という方は以前から多いのですが、このところバゲットのご希望が多いのは何か意味があるのかしら?
実をいうと、当店のバゲットは絶品なのです。( またぞろ出ました。お国自慢。笑。)
パン屋さんならどこでもバゲットには深い思い入れがあると思いますが、御多分にもれず、当店のシェフにも深い泉のような思い入れがあるのです。(深すぎるゥ〜)
バゲットはとっても単純なパンです。小麦粉と水と塩、モルト、そしてイースト。これだけ。これだけの材料で作るパンの味にお店によって味が違うのは何故かしら?もしかすると違わないのかもしれない、、、?
小麦粉の種類?塩の選択?水の量?酵母の違い?ミキサーで捏ねる時間や捏ね上げ温度、捏ねる強度、焼く温度、その時間。最初ちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いてもオーブン開けるな!(温度が下がる)それらの組み合わせで変わる味の摩訶不思議。そして生地を扱う職人の腕次第で姿形は千差万別。そのどれもが深〜い深〜い味わいをたたえてその結果としてのバゲットがここにある。深い泉のようにここにある。そう。バゲットは毎日違う。

昨日来られたお客様。当店のバゲットを暫くジーと眺めて、曰く。「うつくしい」。
嬉しかったですね、この美しさをご理解いただけて。先週のバゲットは、あの不測の事件のせいで形の見目麗しくないバゲットが何本が混ざってしまったのですが、例のオーブン放り込み事件のせいですが、今週はその改善策が功をそうし、私たちも自慢できる一品に焼きあがっていたのです。

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そう。できたのです。マシーンが。ジャジャン!小麦粉も塩もモルトも変わらない。生きるか死ぬか、それは分割にかかっている!

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ジャン!

(笑い)

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それがマシーンかと問うなかれ。
ほら。意外といけてるこの分割の正確さ。

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分割の時間短縮と正確な生地の切り分けとその隔たりのなさ。フランスの「人権宣言」に勝るとも劣らない自由、平等、博愛。ああ、フランスパン。

昨日は閉店間際に来られたお客様が「バゲットはもうないのですか?」
ごめんなさい。売り切れてしまいました。「いつも仕事で遅くなるので、ああ、今日はやっていると思ったんですが、、、こちらのバゲットはほんとうに美味しいですね」。
そんなにも当店のバゲットを求めてくださってありがとうございます。代わりにベベを買って行っていただきました。それもありがたいことです。
バゲット、カンパーニュ・ベベ、パン・ドゥ・ミ。
尽きぬ泉。


ようこそパン・オ・ヌフの深い世界へ


posted by dady at 17:33| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月04日

鳥、うたう。

昨日は暖かい一日。春はもうすぐそこまで来ているのでしょう。
厨房にいると先々週あたりから、まだ真っ暗な早朝お店に入ると「あっ、ちょっと違うな」という気配があるもので、それが先週は「違う違う」。そして昨日は生地の分割の最中に戸外で鳥の鳴き声が。まだ遠慮がちですが、それでもかすかにチリチリと。カードを持つ手が止まり、耳をすまして「ほらっ」、生地の冷たさを忘れさせてくれる、そんな温かい唄声なのですが、しかし昨日は大失敗。バゲットをオーブンに放り込む時、例の手製のスリップピールの放り込む瞬間のその刹那、なにを思ったかためらい傷、引きが一瞬止まってバゲット生地がひっくり返り、ウワッっと大慌て、鉄板から落っこちそうな生地をシェフが果敢に火傷の危険をものともせず、手袋で引っ張りあげてその間炉内の温度はさがるさがる。うわああああああ!
これがほんの一二三秒のことなのですが、あゝ、春はまだ遠い。そう実感されるこの一瞬のドラマ。うっ〜〜!

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壱引く壱はゼロ。
ふうっとため息。そんな悲喜劇のパン・オ・ヌフですが、ありがたいことに今週もたくさんの方に来ていただき感謝感謝の毎日ですが、今週はこんなパンがカムバック。「シェーン、カンバック!」ってヤツですな。

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クリスマス・シュトレンはクリスマスだけじゃない。シュトレンを菓子パンにアレンジしてこれはこれは「プチトランバター」を彷彿させる「プチバトー・シュトレン」の登場です。不定期に登場する月光仮面。白いマントに身を包み、ヌフフふ。

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閑話休題。昨日はバゲットの製造に失敗した教訓を噛みしめて、バゲット作りの大改革に乗り出すことにしました。ジャン。
それは何かと言うと、じつは生地の分割と成形に機械を導入することにしたのです。ジャジャン!
まずは発酵させた生地をテーブルにあげてシェフとふたりでバゲット生地なら250gに分割して、これを20センチ程度の長さにまとめて一旦寝かせてベンチタイムを取り、じつはこのときの生地の状態がその後の成形に大きく影響するのです。20センチのベタ生地はけっして均等に20センチの全長の中に生地の塊があるわけではなく、真ん中が微妙に痩せていたり、端がびみょうに膨らんでいたり、そしてそれは生地が生地だけに、バゲット生地は水分が多いのでもう修正がほとんど不可能なのです。その不均衡なだらっと「のび太」カタマリを40センチ近くにまで一生懸命均等に伸ばして伸ばしてええいこれでもかっと成形、そしてオーブンへ。
見目麗しいバゲットは、分割時に八割がた決まってしまう。後戻りはできない。では大きなパン屋さんはどうするかというと、この工程をほとんど機械(モルダーという分割機)でやり過ごしてしまうのですが、パリの下町の黄昏時の、裏道を一本脇にはいった家内制手工業のパン・オ・ヌフにそんな余裕も資金もなく、機械の導入は夢のまた夢。
しかし。
そんな時こそパン・オ・ヌフ。機械を買う余裕がないのなら作ればいい!おいおいおい。(笑笑)
作っちゃいました。パン・オ・ヌフ。爆笑やれないことはないパン・オ・ヌフ。子作りからパンづくりまで。機械の導入もへっちゃらさ。うんとうんと単純化して、こんな風に作ればいい。さて其の結果や如何に?
マシーンの大公開は来週まで、乞うご期待!バカは死にゃにゃキャ治らない。

そんな私たちですが、「プチバトー・シュトレン」を作ることになったのには、じつは、訳があります。その訳は、ごめんなさい、ナイショですが、ラブ・マイナス・ゼロ。愛から引き算はできないというお話。

さてボブ・ディランです。ディランの名曲は多すぎてとてもご紹介などできない。love minus zero.



ウォーカー・ブラザーズは大好きですが、それでも本家はこちらこそ。💁‍♂️ バレンタインも彼女を買うことはできない。( タバコに火をつけているのは懐かしのドノヴァンです。懐かしい人には、ですが、)





ようこそ、ホワイトデイにはまだ間に合う。ヌフの「プチバトー」を貴女にも、メルシー!

※追記です。

「彼女はまるで沈黙のように話しだす。」この出だしですでにうっとり。
「10セントストアやバス停で人は状況について語り、本を読み、引用を繰り返し、結論を壁に書く」
もう堪りませんよね、少年のわたしはこれだけでノックダウン。そしてラストは、
「風はハンマーのように吠え、夜はつめたく雨も降る。彼女はまるで大鴉のように、わたしの窓辺に疲れた羽を休ませる。」ハイ、座布団3枚‼️




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posted by dady at 10:37| 神奈川 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月22日

あなた、変わりはないですか?

日ごと寒さが募ります。こんな寒い日には、厚手のセーターを着こんで、いやあ今日は寒いですね。

先週は売れ残ったベベを薄〜くスライスしてラップで包みすぐに冷凍庫へ。(ベベを保存するときは必ず薄くスライスして一枚ずつ冷凍庫へ入れてください。ホールで保存すると食べるときにナイフで切るのが手間ですから)
べべは結構食べがいのあるパンでヴォリュームもあるので、1200円は高いと思われるかもしれませんがご夫婦二人で優に四食分はあります。私はオリーブオイルにつけて食べるのが大好きですが❤️、家内はなんにもつけずに食べます。なんとかこのべべをヒット商品にさせたいと思うのですが現実は厳しいですね。なかなか売れない。それでもしつこくアッピールを繰り返すのも当店のパンで私はこれがいちばん旨いと思うからです。
もちろん人それぞれですからパン・ドゥ・ミを愛してくれる方もバゲットを愛してくれる方も私たちにはこれほどありがたいことはありません。
しかし、それでも、べべを一押しするのはそれなりに理由があります。それは、こんな寒い日には、温かいシチューに、スライスしたベベを食す。これはサイコーの贅沢なのです。白ワインがあればなお良い。そして、食後に都はるみを聴くとさらに良い。



カンパーニュに白ワイン、「道頓堀川」が心にしみる。
しかし、昔は良かったと懐古趣味に走るわけではないのですが、それにしても昔の歌は良かった。何が良かったと言って、やはりその歌の詩が素晴らしいんですね。今時の歌の何がダメかといえば、詩がダメなんです。言葉がメロディーにのっていない。言葉を極限まで吟味して、もうこれしかない、あらゆる言葉の中からただひとつの、これを置いて他にないという言葉を紡ぎ出す執念にかけている。あまりにも安易に言葉を置いていく、その無頓着さ。「誰でも一分間なら有名人になれる」、と言ったのはアンディー・ウォーホールでしたが、誰でも一分間なら詩人になれる。しかし、だからと言って本物の詩人になれるわけじゃない。言葉と格闘できないシロートがあまりにも安易に歌を作る。

まさかCDが、音楽が、歌が必要とされない時代が来るとは思いませんでした。周りを見ればスマホがある。ネットショッピングがある。歌なんか聞かなくてもスマホで遊んでいれば十分に楽しいんだと言わんばかり。音楽だけではなく、映画だって、小説だって、絵画だって、もう必要ないんですね。またいわゆるこうした芸術が成立する個人の心の闇が消えてしまった。無いわけではなく、心の闇と向かい合う精神が消えてしまった。ネット社会が全てに光を当てて、光の裏側まであっけらかんとして、身悶えするような闇が消えてしまった。
私たちはついに癒されることがなくなってしまったのです。
だからと言って幸せだとは思えない。不幸が消えると幸福も消える。

今年に入って一月でしたが、クランベリーズのドロレス・オリオーダンが亡くなりました。アイルランドでは国を挙げて彼女の死を悼んだとか。日本ではあまり馴染みがない歌手ですが、彼女を偲んでこんな歌を。




ようこそパン・オ・ヌフの豊かな世界へ



posted by dady at 20:44| 神奈川 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月13日

ペーパーバック・ライター

毎日いろんなメールが来るものですが、ほとんどは迷惑メール。まとめてゴミ箱に直行ですが、そうは言っても気になるメールもあるもので、件名だけでも斜め読み、時々オッと目が止まるとやっぱり開いちゃったりして。
そんなメールがHMVから。なになに?と文面を見る前に写真がビートルズ、その写真がなんと懐かしいその昔の「ペーパーバック・ライター」のシングル盤のジャケット写真の別バージョンだったのです。同じ時に撮った一連の写真の一枚なのでしょうがこのジャケ写のシャッター違いは初めてでした。

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ビートルズのレコードでは何と言っても懐かしい三枚が「抱きしめたい」「「ロックンロールミュージック」そしてこの「ペーパーバック・ライター」。
ビートルズが来日した当時、まさにその夏のヒット曲がこの「ペーパーバック・ライター」でした。ああ、本当によく聴いたなあ。赤いレコード盤が擦り切れるくらい何度もなんども繰り返し繰り返し聞きました。もうそれこそ血肉となって体内に流れている、それくらい聞きました。その後はもちろんもう何十年も聞くこともなく、たまにCDで聞くくらいでふ〜ん、こんなもんかな、とちょっぴり鼻白んだりして思い出は思い出さ。

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このジャケ写の別バージョンを見るまではレコード盤を取り出すこともなかったのですが、ちょっと懐かしくなってターンテーブルに載せてみると、「おっ!」違うっ!違うじゃないか。何が違うって、この音の塊の迫力が全然違う。CDで聞き慣れた音は美しく、まるで去勢されたようなビートルズですがこのレコード盤のビートルズは明らかに違う。ポールの出だしのボーカルの二重奏から違う。そこにいきなりギターが被さるように炸裂するそのギターの音が違う。ミキシングの違いではなく、四人がレコーディングに臨むその心構えがレコードを通して伝わって来る。
ああ、そうなんだ、これがビートルズなんだ。えっ?もしかしたら、これも?
「ロックンロールミュージック」
違う!違うぞ!レコード盤の迫力はCDでは聞こえないジョンの力強いボーカル、息遣い、ピアノの連弾の鍵盤を叩く手首の痺れまでが伝わるようで、ジョンの熱唱が後半に来ていかにもさあクライマックスだぞ、あと一踏ん張り、頑張れと自分を鼓舞するような、そんな心の鼓動までが聞こえてくるのです。歌い終わってふう〜っとジョンが肩で息をつく、そこまで聞こえてくるようなレコード盤の熱唱は、そうなんだ、これがビートルズだったんだ。CDの夾雑音を排除したひたすらクリーンな美しい音からは伝わらない、私たちが熱狂したビートルズはこれだったんだ。と、今更ながらに納得する。

あれから長い歳月が流れたけれど、レコード盤のビートルズは、今もあの時代の熱狂を伝えてくれる。
もうCDは聞かない。


posted by dady at 23:32| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月11日

久しぶりのフルラインナップ

土曜日は今年初めてのフルラインナップでお客様をお迎えして、なんだかドキドキ💓。フリュイも、べべも、ドゥ・フロマージュもお待たせしました。なんせ朝が早いのでこの寒さ、厨房の中は8度。暖房を入れてもすぐには温まらず、パン生地は冷えこんで分割も辛い辛い。
まずは前日からの長時間醗酵のバゲットから分割ですが、水分の多い生地ですからこれがもう触るだけで手がかじかんでアッチッチ。

懐かしい方々もお見えになられてありがたいことです。パン・ドゥ・ミが充分に皆様に行き渡らず申し訳ないことです。午後からは何人のもの方から「もうパン・ドゥ・ミはないのですか?」 もっとたくさん作れば良いのですが、全体の焼成のスケジュール、成型の段取り、私たちの体力、そうしたことのすべてが叶わず、ご期待を裏切ることになってゴメンなさい。
精一杯のできることから、それでもおかげさまで3時過ぎには完売。ありがとうございました。😊

フリュイが少し手を加えて、これまでのレーズン、クランベリー、くるみ、オレンジピールにフィグを加えてパワーアップ。ウワッ!旨っ!笑

作りながら久しぶりの手応えに、一つ試食用にと取り置きして、焼きあがって早速スライスして食べていたらお客様が。カンパーニュ系の生地は焼き上がりが最後になるのでタイミングが良かったのか悪かったのか?とにかくせっかくですから良かったらおひとつどうぞとオススメすると、うわっ、美味しい、これはあるんですか?フリュイです。
そんなこんなのパンづくり。さてさて、次の土曜日も、お天気でありますように。

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posted by dady at 21:40| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月06日

一件落着???

今日はまた晴れ渡る冬の空。澄み切った空の青さがこの季節は本当に美しいですね。
私たちも、この空のように、美しくありたい。されども、人生は重き荷を背負いて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。あゝ、無情。

大騒動の相撲界でしたが、一件落着したのかしら?まさに貴乃花親方の心境は、急ぐべからず、不自由を常と思えば不足なし。偉いですね。四面楚歌の理事会で、私たちはあのような行動がとれるでしょうか?
何も語らない。しかし、全てを語っている。

マスコミは面白いですね。テレビの論調はなぜ貴乃花は何も語らないんだ!説明すべきでしょう!黙っているのは良くない!とまあ、寄ってたかって貴親方いじめ。不思議だなあ、と思うのは、テレビに語って何か良いことがあるでしょうか?面白おかしくネタを探して、何か喋れば風船を膨らますように過剰に取り上げて、寄ってたかってなぶり殺し。「絵が欲しい」それだけでしょう?あんた達の視聴率に一役かうために何かしゃべろ!そんなテレビに、マスコミに何を語ったっておんなじこと。第一、この事件の本質はもうみんな知っていることなのです。マスコミは知らないの?知らないのはあんただけ。事件の一部始終はみんなすでにわかっていること。白鵬の八百長も、モンゴル勢の八百長と星の回し合いも、白鵬の怪我もしていないのに頑丈にサポーターを右腕に巻いている理由も、みんなわかっていること。ただそれを渦中の貴親方に喋らせてまぜっ返したいだけのことなのです。

混ぜご飯は具がすべて。とびっきりの具を混ぜて、スコップでまぜかえしたら面白いぞってそれだけのことでしょ。あんたたちの視聴率がすべてで、相撲道も、横綱の品格もあんたたちには関係のないこと。したり顔で喋る輩のその品格のないこと。品格とは無縁のあんたたちに横綱の品格なんぞ屁のカッパ。

だから私は、貴乃花が何も語らなかったのは本当に偉いと思いますね。喋る方がどれだけ楽か。

今回の事件が起こってから、私も何年振りかで今年の初場所を YOU TUBEで見ました。最初は驚きました。相撲の所作のきたならしいこと。えっ、こんな世界なの?私が知っている相撲の世界はこんなデタラメな塩の撒き方はしなかった。四股を踏む姿ももっと美しかった。時間いっぱいで小走りに猫背で塩を取りにいき、タオルをひっつかんで顔を拭き、テレビ目線でカメラをにらみ、顔をはたき、両足を叩き、塩を鷲掴み。ああ、汚い。白鵬のあの立会い。間合いを図りながら、大げさに焦らして、一人で大横綱を演じるその白々しさ。

相撲じゃないな。こんなもの。しかし、本音を言えば、寂しいですね。






posted by dady at 18:41| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月04日

今日は立春


立春とはいえ寒〜いですね。お客様とのご挨拶も、「寒いですね」が枕詞。寒い中をお越しいただいてありがとうございます。おかげさまで昨日は完売。このお天気ではどうなることかと心配でしたが予想外の快晴にほっ。

年明けから材料が揃わずにフルスロットルでレパートリーが並ばなかったのですが、来週はどうやら九つのパンが揃い踏み、かな?代わりに代打で登場した「シャンピニオン」と「田舎風のリュスティック」はまたぞろベンチを温めることになりそうです。しかし、久しぶりに食べた「リュスティック」は旨かったなあ。(出たっ、お得意の自画自賛!)またしばらくはお目にかかれませんが、何と言っても「べべ」もよろしく。(話が飛躍しすぎ?)
先々週、べべが売れ残ったので我が家でしっかりいただきましたが、もう信じられないくらいに旨いっ!薄くスライスしてリベイクすると、パンのうまさが登りたつ。私は嘘は申しません。そんな政治家がいらっしゃいましたが、今にしてその気持ち、わかる。(笑)

今度の土曜日、お天気予報は暗いのですが、今からついた雨マークは外れること大。そんなふうに楽観的に、あっ惚れ!

そういえば三崎口では早くも河津桜の蕾がついて、来週あたり咲きほころびそうな勢いです。線路沿いの三浦海岸まで走って今日の穏やかなお天気に誘われて行き交う人も春を待つ、そんな風情です。春はもうすぐそこまで。そうか、立春か。


posted by dady at 12:26| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする