2018年10月11日

哀愁のパン屋

哀愁のヨーロッパ

心配なのは女心と秋の空。週末、土曜日、ちょっとお天気が心配です。今夜が判断のしどころですが大甘に最終決定は金曜の朝。

パンを食すという醍醐味は、やはりそのシチュエーションにあります。どんな風にして食べるのか?
口を開けて食べると答えた方、ブーブー。それはパンを食べるのではなく、パンをついでに食べるのです。別にパンじゃなくてもいい。
しかし、パンじゃなくては困るのが、正しいヌフのパンの食べ方。(笑) ホント?

その昔、初めてのパリで安宿に泊まり、あさ朝食に降りていった食堂は、せいぜい10畳くらいの狭い部屋に丸い小さい食卓がいくつかてんでに据えられて私たちが座るとコーヒーカップがトントンと置かれ、後からマダムが右手にコーヒーポット、左手にミルクポッド、代わり番こに注いで周り、これが初めてのカフェ・オ・レでした。そうか、これがカフェ・オ・レか、この乱暴な注ぎ方がカフェ・オ・レには似合っている。そしてクロワッサン。シェフの目の中にはハートマークが二つも三つも。
しかし、バゲットは出てこなかった。これが私のバゲットとの初めての出会い。バゲットは出てこなかった。

大事なことは目に見えないんだよ。と、星の王子さま。

シェフは毎日朝早くに、わたしが寝ている隙に一人でパリの街に出て、どこかのパン屋さんでバゲットを買って帰るのです。彼女はそうしてバゲットを通してパリの街を見ていた。彼女はバゲットを大事に抱えて、そのパン屋さんは青い壁にくすんだ白い板壁のパン屋さん。

土曜日、お天気が崩れませんように。






posted by dady at 09:24| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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