2018年02月13日

ペーパーバック・ライター

毎日いろんなメールが来るものですが、ほとんどは迷惑メール。まとめてゴミ箱に直行ですが、そうは言っても気になるメールもあるもので、件名だけでも斜め読み、時々オッと目が止まるとやっぱり開いちゃったりして。
そんなメールがHMVから。なになに?と文面を見る前に写真がビートルズ、その写真がなんと懐かしいその昔の「ペーパーバック・ライター」のシングル盤のジャケット写真の別バージョンだったのです。同じ時に撮った一連の写真の一枚なのでしょうがこのジャケ写のシャッター違いは初めてでした。

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ビートルズのレコードでは何と言っても懐かしい三枚が「抱きしめたい」「「ロックンロールミュージック」そしてこの「ペーパーバック・ライター」。
ビートルズが来日した当時、まさにその夏のヒット曲がこの「ペーパーバック・ライター」でした。ああ、本当によく聴いたなあ。赤いレコード盤が擦り切れるくらい何度もなんども繰り返し繰り返し聞きました。もうそれこそ血肉となって体内に流れている、それくらい聞きました。その後はもちろんもう何十年も聞くこともなく、たまにCDで聞くくらいでふ〜ん、こんなもんかな、とちょっぴり鼻白んだりして思い出は思い出さ。

beatlestheoldies.JPG

このジャケ写の別バージョンを見るまではレコード盤を取り出すこともなかったのですが、ちょっと懐かしくなってターンテーブルに載せてみると、「おっ!」違うっ!違うじゃないか。何が違うって、この音の塊の迫力が全然違う。CDで聞き慣れた音は美しく、まるで去勢されたようなビートルズですがこのレコード盤のビートルズは明らかに違う。ポールの出だしのボーカルの二重奏から違う。そこにいきなりギターが被さるように炸裂するそのギターの音が違う。ミキシングの違いではなく、四人がレコーディングに臨むその心構えがレコードを通して伝わって来る。
ああ、そうなんだ、これがビートルズなんだ。えっ?もしかしたら、これも?
「ロックンロールミュージック」
違う!違うぞ!レコード盤の迫力はCDでは聞こえないジョンの力強いボーカル、息遣い、ピアノの連弾の鍵盤を叩く手首の痺れまでが伝わるようで、ジョンの熱唱が後半に来ていかにもさあクライマックスだぞ、あと一踏ん張り、頑張れと自分を鼓舞するような、そんな心の鼓動までが聞こえてくるのです。歌い終わってふう〜っとジョンが肩で息をつく、そこまで聞こえてくるようなレコード盤の熱唱は、そうなんだ、これがビートルズだったんだ。CDの夾雑音を排除したひたすらクリーンな美しい音からは伝わらない、私たちが熱狂したビートルズはこれだったんだ。と、今更ながらに納得する。

あれから長い歳月が流れたけれど、レコード盤のビートルズは、今もあの時代の熱狂を伝えてくれる。
もうCDは聞かない。


posted by dady at 23:32| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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