2018年01月22日

初雪や 寒さの底に 輪をかけて

いやあ、今日は寒いですね。お店にいても寒さがしんしんと身にしみます。こんな日にはコタツの中で、みかん、たくあん、カンパーニュ。おまけに夜は停電ときては何をか言わんや。しかし、冬は雪が好きになること、寒さを好きになること、これが鉄則ですね。そうすると、なんだかこの不便な夜も許せてしまうこの不思議。

先日物入れの中のレコード盤を整理して、奥にしまいこんでいたレコードを引っ張り出して再び日の目を見せてやろうと埃を払い、ジャケットを雑巾で丁寧に拭いて、部屋の棚の真ん中に綺麗に並べ、いつでも取り出せるようにしてあげるとあら不思議、なんだかいちまい一枚が光り輝いて早く俺をターンテーブルに乗せてくれとかまびすしいこと。

ああ、君たち、なんて久しぶりなんだ。おかえり。ごめんね、これまで隅に追いやってしまって、ほんとうは君が大好きなんだ。なーんて気恥ずかしいんだけど、引き裂かれた恋人たちが出会ったようでそれはそれで嬉しいんですね。
で、綺麗に並んだレコード盤の背中をジッーと眺めながら、これがいつまで見ていても飽きない。ああお前、なんだか髪に白いものが混ざってきたね、なーんてお互いに労わりあったりしてこれもレコード盤との長い友情の証なんですね。いや、レコードはなんて摩訶不思議。もうすでに人格が備わっている。
で、決めた。これから毎日一枚づつ、順不同、並べた棚の右端から好き嫌いなしにぜ〜ん部聞いてやる。一年あれば完結さ。よし、決めた。

棚に並んだ順番は、アーティスト別だったりするもんですが、なんせ物入れの奥から呼び込んだもんだから並べ替える暇もなく、ただ片っ端からしまいこんだのでこの何が出てくるかわからないところが味噌なんですね。
で、一枚目は何かなあ?、じゃん、ローリング・ストーンズの「スティッキー・フィンガース」でした。例の、アンディー・ウォーホールが手がけたジッパー付きの下品なジャケが話題を呼んだストーンズ'71年の傑作です。
ウェー、これは何年ぶりだろう?ストーンズの「ベガース・バンケット」「レット・イット・ブリード」そしてこの「スティッキーズ」はストーンズの傑作三部作と言っていいんでしょうね。3本続けて傑作を創作できるのはこれはもう間違いなく才能の賜物です。

stonesvandog

さて二日目はヴァン・モリソン、三日目はスリー・ドッグ・ナイト。そして停電の四日目の本日。ジャン!
ブルース・スプリングスティーンの「ボーン・イン.ザ・USA」。よく聴いたなあ。

bornintheusa

このジャケのカットもストーンズのスティッキーズを意識したのは間違い無いでしょうね。
そんな風にして初雪の舞う夜は更けてゆく。Cover Me ぼくを守って。




ようこそパン・ト・ハ無縁のわたしの世界へ






posted by dady at 22:56| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: