2018年02月22日

あなた、変わりはないですか?

日ごと寒さが募ります。こんな寒い日には、厚手のセーターを着こんで、いやあ今日は寒いですね。

先週は売れ残ったベベを薄〜くスライスしてラップで包みすぐに冷凍庫へ。(ベベを保存するときは必ず薄くスライスして一枚ずつ冷凍庫へ入れてください。ホールで保存すると食べるときにナイフで切るのが手間ですから)
べべは結構食べがいのあるパンでヴォリュームもあるので、1200円は高いと思われるかもしれませんがご夫婦二人で優に四食分はあります。私はオリーブオイルにつけて食べるのが大好きですが❤️、家内はなんにもつけずに食べます。なんとかこのべべをヒット商品にさせたいと思うのですが現実は厳しいですね。なかなか売れない。それでもしつこくアッピールを繰り返すのも当店のパンで私はこれがいちばん旨いと思うからです。
もちろん人それぞれですからパン・ドゥ・ミを愛してくれる方もバゲットを愛してくれる方も私たちにはこれほどありがたいことはありません。
しかし、それでも、べべを一押しするのはそれなりに理由があります。それは、こんな寒い日には、温かいシチューに、スライスしたベベを食す。これはサイコーの贅沢なのです。白ワインがあればなお良い。そして、食後に都はるみを聴くとさらに良い。



カンパーニュに白ワイン、「道頓堀川」が心にしみる。
しかし、昔は良かったと懐古趣味に走るわけではないのですが、それにしても昔の歌は良かった。何が良かったと言って、やはりその歌の詩が素晴らしいんですね。今時の歌の何がダメかといえば、詩がダメなんです。言葉がメロディーにのっていない。言葉を極限まで吟味して、もうこれしかない、あらゆる言葉の中からただひとつの、これを置いて他にないという言葉を紡ぎ出す執念にかけている。あまりにも安易に言葉を置いていく、その無頓着さ。「誰でも一分間なら有名人になれる」、と言ったのはアンディー・ウォーホールでしたが、誰でも一分間なら詩人になれる。しかし、だからと言って本物の詩人になれるわけじゃない。言葉と格闘できないシロートがあまりにも安易に歌を作る。

まさかCDが、音楽が、歌が必要とされない時代が来るとは思いませんでした。周りを見ればスマホがある。ネットショッピングがある。歌なんか聞かなくてもスマホで遊んでいれば十分に楽しいんだと言わんばかり。音楽だけではなく、映画だって、小説だって、絵画だって、もう必要ないんですね。またいわゆるこうした芸術が成立する個人の心の闇が消えてしまった。無いわけではなく、心の闇と向かい合う精神が消えてしまった。ネット社会が全てに光を当てて、光の裏側まであっけらかんとして、身悶えするような闇が消えてしまった。
私たちはついに癒されることがなくなってしまったのです。
だからと言って幸せだとは思えない。不幸が消えると幸福も消える。

今年に入って一月でしたが、クランベリーズのドロレス・オリオーダンが亡くなりました。アイルランドでは国を挙げて彼女の死を悼んだとか。日本ではあまり馴染みがない歌手ですが、彼女を偲んでこんな歌を。




ようこそパン・オ・ヌフの豊かな世界へ



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2018年02月13日

ペーパーバック・ライター

毎日いろんなメールが来るものですが、ほとんどは迷惑メール。まとめてゴミ箱に直行ですが、そうは言っても気になるメールもあるもので、件名だけでも斜め読み、時々オッと目が止まるとやっぱり開いちゃったりして。
そんなメールがHMVから。なになに?と文面を見る前に写真がビートルズ、その写真がなんと懐かしいその昔の「ペーパーバック・ライター」のシングル盤のジャケット写真の別バージョンだったのです。同じ時に撮った一連の写真の一枚なのでしょうがこのジャケ写のシャッター違いは初めてでした。

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ビートルズのレコードでは何と言っても懐かしい三枚が「抱きしめたい」「「ロックンロールミュージック」そしてこの「ペーパーバック・ライター」。
ビートルズが来日した当時、まさにその夏のヒット曲がこの「ペーパーバック・ライター」でした。ああ、本当によく聴いたなあ。赤いレコード盤が擦り切れるくらい何度もなんども繰り返し繰り返し聞きました。もうそれこそ血肉となって体内に流れている、それくらい聞きました。その後はもちろんもう何十年も聞くこともなく、たまにCDで聞くくらいでふ〜ん、こんなもんかな、とちょっぴり鼻白んだりして思い出は思い出さ。

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このジャケ写の別バージョンを見るまではレコード盤を取り出すこともなかったのですが、ちょっと懐かしくなってターンテーブルに載せてみると、「おっ!」違うっ!違うじゃないか。何が違うって、この音の塊の迫力が全然違う。CDで聞き慣れた音は美しく、まるで去勢されたようなビートルズですがこのレコード盤のビートルズは明らかに違う。ポールの出だしのボーカルの二重奏から違う。そこにいきなりギターが被さるように炸裂するそのギターの音が違う。ミキシングの違いではなく、四人がレコーディングに臨むその心構えがレコードを通して伝わって来る。
ああ、そうなんだ、これがビートルズなんだ。えっ?もしかしたら、これも?
「ロックンロールミュージック」
違う!違うぞ!レコード盤の迫力はCDでは聞こえないジョンの力強いボーカル、息遣い、ピアノの連弾の鍵盤を叩く手首の痺れまでが伝わるようで、ジョンの熱唱が後半に来ていかにもさあクライマックスだぞ、あと一踏ん張り、頑張れと自分を鼓舞するような、そんな心の鼓動までが聞こえてくるのです。歌い終わってふう〜っとジョンが肩で息をつく、そこまで聞こえてくるようなレコード盤の熱唱は、そうなんだ、これがビートルズだったんだ。CDの夾雑音を排除したひたすらクリーンな美しい音からは伝わらない、私たちが熱狂したビートルズはこれだったんだ。と、今更ながらに納得する。

あれから長い歳月が流れたけれど、レコード盤のビートルズは、今もあの時代の熱狂を伝えてくれる。
もうCDは聞かない。


posted by dady at 23:32| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月11日

久しぶりのフルラインナップ

土曜日は今年初めてのフルラインナップでお客様をお迎えして、なんだかドキドキ💓。フリュイも、べべも、ドゥ・フロマージュもお待たせしました。なんせ朝が早いのでこの寒さ、厨房の中は8度。暖房を入れてもすぐには温まらず、パン生地は冷えこんで分割も辛い辛い。
まずは前日からの長時間醗酵のバゲットから分割ですが、水分の多い生地ですからこれがもう触るだけで手がかじかんでアッチッチ。

懐かしい方々もお見えになられてありがたいことです。パン・ドゥ・ミが充分に皆様に行き渡らず申し訳ないことです。午後からは何人のもの方から「もうパン・ドゥ・ミはないのですか?」 もっとたくさん作れば良いのですが、全体の焼成のスケジュール、成型の段取り、私たちの体力、そうしたことのすべてが叶わず、ご期待を裏切ることになってゴメンなさい。
精一杯のできることから、それでもおかげさまで3時過ぎには完売。ありがとうございました。😊

フリュイが少し手を加えて、これまでのレーズン、クランベリー、くるみ、オレンジピールにフィグを加えてパワーアップ。ウワッ!旨っ!笑

作りながら久しぶりの手応えに、一つ試食用にと取り置きして、焼きあがって早速スライスして食べていたらお客様が。カンパーニュ系の生地は焼き上がりが最後になるのでタイミングが良かったのか悪かったのか?とにかくせっかくですから良かったらおひとつどうぞとオススメすると、うわっ、美味しい、これはあるんですか?フリュイです。
そんなこんなのパンづくり。さてさて、次の土曜日も、お天気でありますように。

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2018年02月06日

一件落着???

今日はまた晴れ渡る冬の空。澄み切った空の青さがこの季節は本当に美しいですね。
私たちも、この空のように、美しくありたい。されども、人生は重き荷を背負いて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。あゝ、無情。

大騒動の相撲界でしたが、一件落着したのかしら?まさに貴乃花親方の心境は、急ぐべからず、不自由を常と思えば不足なし。偉いですね。四面楚歌の理事会で、私たちはあのような行動がとれるでしょうか?
何も語らない。しかし、全てを語っている。

マスコミは面白いですね。テレビの論調はなぜ貴乃花は何も語らないんだ!説明すべきでしょう!黙っているのは良くない!とまあ、寄ってたかって貴親方いじめ。不思議だなあ、と思うのは、テレビに語って何か良いことがあるでしょうか?面白おかしくネタを探して、何か喋れば風船を膨らますように過剰に取り上げて、寄ってたかってなぶり殺し。「絵が欲しい」それだけでしょう?あんた達の視聴率に一役かうために何かしゃべろ!そんなテレビに、マスコミに何を語ったっておんなじこと。第一、この事件の本質はもうみんな知っていることなのです。マスコミは知らないの?知らないのはあんただけ。事件の一部始終はみんなすでにわかっていること。白鵬の八百長も、モンゴル勢の八百長と星の回し合いも、白鵬の怪我もしていないのに頑丈にサポーターを右腕に巻いている理由も、みんなわかっていること。ただそれを渦中の貴親方に喋らせてまぜっ返したいだけのことなのです。

混ぜご飯は具がすべて。とびっきりの具を混ぜて、スコップでまぜかえしたら面白いぞってそれだけのことでしょ。あんたたちの視聴率がすべてで、相撲道も、横綱の品格もあんたたちには関係のないこと。したり顔で喋る輩のその品格のないこと。品格とは無縁のあんたたちに横綱の品格なんぞ屁のカッパ。

だから私は、貴乃花が何も語らなかったのは本当に偉いと思いますね。喋る方がどれだけ楽か。

今回の事件が起こってから、私も何年振りかで今年の初場所を YOU TUBEで見ました。最初は驚きました。相撲の所作のきたならしいこと。えっ、こんな世界なの?私が知っている相撲の世界はこんなデタラメな塩の撒き方はしなかった。四股を踏む姿ももっと美しかった。時間いっぱいで小走りに猫背で塩を取りにいき、タオルをひっつかんで顔を拭き、テレビ目線でカメラをにらみ、顔をはたき、両足を叩き、塩を鷲掴み。ああ、汚い。白鵬のあの立会い。間合いを図りながら、大げさに焦らして、一人で大横綱を演じるその白々しさ。

相撲じゃないな。こんなもの。しかし、本音を言えば、寂しいですね。






posted by dady at 18:41| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月04日

今日は立春


立春とはいえ寒〜いですね。お客様とのご挨拶も、「寒いですね」が枕詞。寒い中をお越しいただいてありがとうございます。おかげさまで昨日は完売。このお天気ではどうなることかと心配でしたが予想外の快晴にほっ。

年明けから材料が揃わずにフルスロットルでレパートリーが並ばなかったのですが、来週はどうやら九つのパンが揃い踏み、かな?代わりに代打で登場した「シャンピニオン」と「田舎風のリュスティック」はまたぞろベンチを温めることになりそうです。しかし、久しぶりに食べた「リュスティック」は旨かったなあ。(出たっ、お得意の自画自賛!)またしばらくはお目にかかれませんが、何と言っても「べべ」もよろしく。(話が飛躍しすぎ?)
先々週、べべが売れ残ったので我が家でしっかりいただきましたが、もう信じられないくらいに旨いっ!薄くスライスしてリベイクすると、パンのうまさが登りたつ。私は嘘は申しません。そんな政治家がいらっしゃいましたが、今にしてその気持ち、わかる。(笑)

今度の土曜日、お天気予報は暗いのですが、今からついた雨マークは外れること大。そんなふうに楽観的に、あっ惚れ!

そういえば三崎口では早くも河津桜の蕾がついて、来週あたり咲きほころびそうな勢いです。線路沿いの三浦海岸まで走って今日の穏やかなお天気に誘われて行き交う人も春を待つ、そんな風情です。春はもうすぐそこまで。そうか、立春か。


posted by dady at 12:26| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月02日

えっ、ツタヤさんが?

三浦市の人口四万人。二十年で一万人近くは減っています。日本中で人口減少の衰退期に入っているのではそれも詮無いこと。市の経営も予想以上に綱渡り?かな。三浦市の借金が県下でもトップクラスと聞くとそんな財政下であの引橋の消防署は必要だったのかとちょっぴり疑問。余計な話ですが。

そんなことを思うのも、あのツタヤが閉店と聞いてなんだかちょっぴり寂しくなって、そうか、それほど景気は良くないのかしら?言われてみれば近ごろレンタルビデオも借りに行くこともなくなって、本も買わないなあ、CDも買わないなあ。こうして町からCDショップが消え、本屋が消える。城ケ島に向かう道沿いの洋菓子屋さんがお店をたたんだのも三、四年前?の話でしたか。こうして町から人の息遣いが消えていくのでしょうか。街を町たらしめるのはものの売り買いが活発に行われて、人の行き交う様の夕暮れ、まさに民の竈の賑わいが窺えてこその繁盛なのですが、寂しいですね。

今年の冬は厳しいですね。明日のお天気も期待はできませんが、ヌフは頑張ります。まさか、雪ってことはないでしょうね?



posted by dady at 16:31| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする